調査の様子
練習船 おしょろ丸 / うしお丸
北極海にまで航海に出るときもあります
CTD システム
水温,塩分,溶存酸素,光量,クロロフィル蛍光値,濁度などを深度0.1m毎に観測することができます
船上濾過システム
多量の海水を同時に濾過するシステム。ハンドメイド!
深層水の採水
CTDシステムによって採られた海水サンプルは,化学・生物成分の分析に用いられます
表層水モニタリングシステム
航行中は,表層水の水温,塩分,濁度などを常にモニタリングしています
ドローン
人が近づけない場所の採水や写真撮影などはドローンを用いて行います
地曳網調査
沿岸域の小型魚や稚仔魚は,地曳網でサンプリング
釣り
最もオーソドックスなサンプリング法
目視調査
潜水して生息魚類を観察
河川調査
潜水班,測定班,サンプリング班に分かれて調査
電気ショッカー
水中に微量な電気を流して魚をしびれさせて捕獲する方法
採水調査
実験室の様子
濾過
採水サンプルを濾過して濾物と濾水に分け,栄養塩やクロロフィルを分析します
濾過後のフィルター
濾過をすると色や濃さが異なっていて,河川ごとに水中物質の質や濃度が異なることが分かります
蛍光光度計
クロロフィルや栄養塩の濃度を測定する装置
リアルタイムPCRシステム
微量なDNAを増幅し,濃度を調べる装置
DNAの抽出
フィールドで観察された魚たち
イシダイ幼魚 Oplegnathus fasciatus
ウミタナゴ幼魚の群れ
Ditrema temmincki temmincki
ナベカ Omobranchus elegans
ベロ Bero elegan
ガザミ Portunus trirubrculatus
ゴッコ(ホテイウオ)の稚魚 Aptocyclus ventricosus
ヤマメ Oncorhynchus masou masou
カンキョウカジカ Cottus hangiongensis
ウグイ Tribolodon hakonensis
ブラウントラウト Salmo trutta
ニジマス Oncorhynchus mykiss
新青丸調査でサンプリングされた稚仔魚
社会貢献
市民と連携した魚類調査
アースウォッチ・ジャパンのプロジェクトとして,市民が自分の希望する海岸に出向いて海水を採取し、水に含まれる魚類の環境DNAを研究者が分析して魚類生態系の変動を時間・空間で把握するという魚類調査を行っています
身近な海や魚に親しむイベント
日本科学未来館,環境DNA学会と共同で,小学生の親子を対象に,イベントを行っています
函館湾環境調査
函館湾流域の自治体からの委託を受け,年に5回定期的に環境調査を行っています